Last Update Mar. 25, 2009
製作時の参考にしてください。
基板の詳細を再現するため大きな画像を使用しており、ページが重くなっています。
ロットによりキット付属の部品の色、大きさ等が写真と異なる場合があります。
製作の前に必ず付属の製作マニュアルを最後まで目を通してください。。
基板が完成した様子
基板を動作させている様子
ここの所、「組み立てたが動かない」という修理依頼が増えてきています。その中で一番多い原因は、電源の3端子レギュレーター(IC1)のハンダ不良です。特に真ん中のグランドの足は基板のランドの面積が大きくハンダコテの熱が拡散しやすくハンダが完全に溶けていない場合があります。写真の様に少々時間をかけてハンダが溶けて染み込む様にハンダしてください。
このグランドの足がハンダ不良で浮いた状態で電源を入れると、3端子レギュレーターの出力が本来5Vなのに入力電圧がそのまま出力されます。入力に12V等、出力と電位差の大きい電源を使用した場合、5V系の高価なICは全て破壊されますので致命的な故障となります。電源投入前にハンダが確かか十二分に確認して下さい。
ちなみに、この様な場合の修理費は、キット価格を上回ります。
キットには、写真と異なるメーカーの3端子レギュレーターも入っている場合が有りますが、形状、性能は同等です。
これも多い事例です。ご注意下さい。
表面(部品面)と裏面(ハンダ面)とはメッキされた穴(スルホール)で電気的に導通しています。むやみにドリルで穴を広げたりは厳禁です。部品を無理に抜くと穴のメッキごと抜けますので部品の足を十分加熱し、ゆっくりと抜いてください。何れの場合もキットは動作しなくなります。
組み立て前の基板。
基板左上。LANコネクタ周りの様子
基板右上。電源周りの様子
基板左下の様子。
基板右下の様子。
外部スイッチを接続した様子。
LCD(液晶表示器)のバックライト用ハンダ処理。 バックライトの電源はJ3をショートする事で内部から供給されます。
LCD(液晶表示器)のヘッダーコネクタの様子。
電解コンデンサには極性が有ります。間違えないようにしてください。またキットには、10μFと100μFの2種類有りますので必ず確認して取り付けてください。
LEDにはインデックスが付いているものと無いものが、ロットによって入っています。インデックス付きは基板の穴に入りませんので削って挿入してください。
基板完成した様子。ロータリーエンコーダーにツマミを取り付けて完成。
本キットの要。音源用デコーダーIC VS-1011E。 VLSI Solution Oy 社(フィンランド)製。
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今さら半田付け講座
●半田コテ:通常15W〜30Wが良い。写真のものは通常は20W程度でスイッチを押すと81Wになるものですが、熱量の大きい部品にも使用でき便利です。 ●糸半田:ヤニ(ペースト)入り0.8mm径が使いやすいと思います。写真のものは業務用ですが巻きの少ないものがあります。購入の際は、一般電気用を購入。くれぐれもステンレス用等特殊な半田は使用しないでください。 ●半田吸い取り線:半田する場所を間違えたりした時にこれで半田を吸収して部品を取り外す祭に必要です。但しスルホール基板の場合専用の工具が必要となりますので極力間違えないようにしてください。 ●ピンセット:部品を押さえたりと有れば便利な工具です。 ●ニッパー:部品のリード(足)のカットやケーブルの皮むきをしたりする工具です。 ●ラジオ・ペンチ:部品を押さえたり、リードを曲げたりする工具です。 ◎以上の工具は最低用意したいものです。今ではホームセンターで手に入ります。
部品を取り付ける位置又は向きの有る部品が有りますので、回路図、部品表等を十分確認してください。(写真の基板はBB-Shoutでは有りません)
半田する際は、部品のリード(足)と基板の該当の穴(ランド)共に半田コテで加熱し余熱しておくのがコツです。余熱の時間はランドが小さい場合は少なく広い面積の場合は時間をかけて加熱します。半田コテの能力(W)にもよりますが5秒程度を基準にして調整します。部品によっては熱で壊れる物も有りますから極端に長時間の加熱は避けてください。
余熱が出来たら糸半田を触るように当てて溶かします。半田が適量溶けて部品リードとランドにうまく流れたらコテ共に離します。
余熱と半田にもよりますが、理想は光沢の有る富士山型です。
半田が出来ましたら、ニッパーで半田の上部分からリードをカットします。
半田付け完了。半田付けは「慣れ」が必用です、数をこなして上手くなってください。
表面(部品面)と裏面(ハンダ面)とはメッキされた穴(スルホール)で電気的に導通しています。むやみにドリルで穴を広げたりは厳禁です。部品を無理に抜くと穴のメッキごと抜けますので部品の足を十分加熱し、ゆっくりと抜いてください。何れの場合もキットは動作しなくなります。
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